名古屋の法律事務所で不倫慰謝料の相談をする際には成功報酬をしっかり確認

2023/12/27

成功報酬は仕事が成功したことに対して支払われる報酬のこと

成功報酬は弁護士費用の一つで、依頼した内容を成功させたときに支払う費用です。不倫慰謝料を請求する場合は、得られた慰謝料の中から決められた割合のお金を支払います。反対に、不倫慰謝料を請求された場合は、減額できた分から決められた割合のお金を支払うのが一般的です。

また、中には報酬を定額制としているところもあります。定額だと依頼前からいくら支払えばいいか明確で安心ですが、得られる慰謝料や減額できる金額が少ない場合には損をする可能性があるため、どちらの支払い方法が合っているのか見極めることが大切です。

不倫慰謝料に関する成功報酬の相場額

不倫慰謝料の請求を行う場合、成功報酬の相場は受け取る慰謝料の10～20％です。つまり、100万円の慰謝料を受け取ると10～20万円の報酬を支払うことになります。支払う割合が決まっているので、慰謝料が思ったより少なくなってしまっても、費用倒れになる心配がなく安心して依頼できるのがポイントです。

また、不倫慰謝料を請求された場合は、弁護士に減額を依頼することが多いでしょう。その場合の報酬は、減額できた金額のうち10～20％が相場となります。150万円の慰謝料を100万円に減額できた場合、50万円の10～20％である5～10万円が報酬となる計算です。

成果報酬や完全型報酬との違い

成果報酬や完全型報酬との違いとは、着手金を支払う必要があるかどうかです。成果報酬は着手金を先に支払い、依頼内容が達成できたときだけ報酬を支払います。また、求めている成果が達成されず利益が得られない場合でも着手金は返金されません。

一方、完全型報酬は着手金と報酬がセットになっていることが多く、成果が得られない場合は報酬の支払い義務がなく、着手金も返金されるといった対応になります。依頼内容が果たされたときだけ弁護士費用を支払うことになるため、費用倒れの心配がないのが特徴です。しかし、その分報酬の割合が大きいなどのデメリットもあります。